INTRODUCTION
大石 涼 RYO OISHI

1975年11月、兵庫県伊丹市生まれ。2歳のときに愛媛県松山市へ移り、現在も松山を拠点に活動しています。
知的障がいと自閉症のあるアーティスト。NPO法人ころころが運営する多機能型事業所ひかりに所属し、絵画や立体作品を制作しています。
自転車や家族とのドライブで出会った風景を、独自の色彩と緻密な描写で描きます。鉄道、船、山、海、街並みなど、身近な場所で見つけたものが作品になります。
THE WORK
作品と制作
大石涼の制作には、「絵画」と「立体作品」という二つの柱があります。
PAINTINGS|絵画

描きたい場所には何度も足を運び、建物や山、線路などの位置と形を確かめます。
「松山城と坊っちゃん列車」では、列車の時刻表を調べ、何度も現地へ出かけました。

水彩やアクリル絵具を使い、空、建物の壁、石、波、植物、消波ブロックなどを繰り返し描き込みます。
対象を省略して整えるのではなく、目に映る細部を絵の中へ積み重ねていくことで、独特の密度と色彩を生み出しています。
OBJECTS|立体作品

立体作品には、紙箱、チラシ、たばこの箱の銀紙、紙粘土など、身の回りにある素材を使います。
「ファミリー」は、これまでに出会った無数の人たちを、自立する人形に仕上げた作品です。

「湯築グループ」では、夏目漱石『坊っちゃん』の登場人物や秋山兄弟の顔を、紙粘土の起き上がりこぼしに描いています。
既製の美術材料だけに頼らず、身近なものを別の何かへ変えていくことが、大石の立体制作の特徴です。
ART & RECOGNITION
作品の受賞歴
愛媛県の障がい者アート展で継続的に作品を発表し、複数の賞を受けています。

| 年 | 受賞区分 | 作品名 |
|---|---|---|
| 2015 | 優秀賞 | 四国カルストに吹く風 |
| 2016 | 特選 | とんがった石鎚山 |
| 2019 | 佳作 | 菜の花の川 |
| 2020 | 優秀賞 | 夏の海 伊予市森の浜 |
| 2021 | 佳作 | 秋 石鎚遠景 |
| 2023 | 優秀賞 | 下灘漁港 |
BEYOND ART
スポーツ競技
創作と並行して長く取り組んできたのが陸上競技です。特に立ち幅跳びでは、全国障害者スポーツ大会で3回の優勝を果たしています。
| 受賞年 | 大会 | 成績 |
|---|---|---|
| 2013 | 第13回全国障害者スポーツ大会 「スポーツ祭東京2013」 | 男子立幅跳 1位 (金メダル) |
| 2014 | 平成26年度 かがやき松山大賞 | 上記成績により 受賞 |
| 2017 | 第17回全国障害者スポーツ大会 「愛顔つなぐえひめ大会」 | 男子立幅跳 1位 (金メダル) |
| 2024 | 第23回全国障害者スポーツ大会 「SAGA2024」 | 男子立幅跳 1位 (金メダル) |

平成26年度「かがやき松山大賞」受賞時
EXHIBITIONS & PROJECTS
展示・プロジェクト
| 年 | 展示・プロジェクト |
|---|---|
| 2019 | 愛媛県障がい者アートサポートセンター作品展で、絵画・立体作品34点を展示。 MATSUYAMA DESIGN WEEK 2019に、デザイナー相原泰典とのユニットで参加。 |
| 2020-2021 | 「日比野克彦×道後温泉 道後アート2019・2020」内で「大石涼×道後の町屋」展示。 個展「青も赤も緑もすき」をGALLERY Live-Artで開催。 |
| 2022 | 河野良輔との2人展を、ゆるりカフェ夢家で開催。 「全日本仮囲いアートミュージアム」に「四国カルストに吹く風」「武道館の鬼」が採用される。 |
| 2023 | 「夏の海 伊予市森の浜」が、三津嚴島神社の月替わり御朱印に採用される。 |
| 2025 | 「大石 涼の世界展」で、平面・立体作品約40点を展示。 関連企画として、本人を講師に迎えたストラップ制作ワークショップを開催。 絵画展「ふるさとの風景」を梅本の里いつもので開催。 「夕焼けの下灘駅」が、障がい者芸術文化祭 まちなかアートギャラリー展示作品に採用される。 |
| 2026 | 「とんがった石鎚山」が、障がい者芸術文化祭 まちなかアートギャラリー展示作品に採用される。 個展をGALLERY Live-Artで開催。 |
MEDIA & PUBLICATIONS
メディア・商品化
| 年 | 媒体・制作物 | 内容 |
|---|---|---|
| - | カレンダー | 作品を掲載したカレンダーを不定期制作 |
| 2017 | 愛媛新聞 | 「愛顔つなぐえひめ大会」立ち幅跳び金メダル獲得を紹介 |
| 2019 | 南海放送『ニュースch4』 | 「障がい者アーティスト 大石涼×デザイナー 相原泰典」として紹介 |
| 2020 | 絵画ポスター・カプセルトイ | 東急ハンズPOP UP SHOP「a lot of OPTiONS」にて |
| 2022 | 『ぷらっと vol.65』掲載 | マスキングテープ・カレンダーを紹介 |
| 2022 | 『働く広場』2022年7月号 | 作品、経歴、制作について掲載 |
| 2024 | NHK Eテレ『no art, no life』 | 制作現場、作品の独創性やルーツを紹介 |
| 2025 | 愛媛新聞 | 絵画展「ふるさとの風景」を紹介 |
PROFILE
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 大石 涼(おおいし りょう) |
| 生年月日 | 1975年11月6日 |
| 出生地 | 兵庫県伊丹市 |
| 活動拠点 | 愛媛県松山市 |
| 家族構成 | 父・母・姉・弟 |
| 所属 | NPO法人ころころ 多機能型事業所ひかり |
| 表現分野 | 絵画、立体作品 |
| 主な画材・素材 | 水彩・アクリル絵具、紙、紙箱、銀紙、紙粘土など |
| 特徴 | 知的障がいと自閉症のあるアーティスト |
